まだ少し先の『正解するカド』最終回へ向けて

正解するカド 最終回 絶対正解してほしい

(以下の文章には正解するカド11話までのネタバレを含みます)

正解するカド、原案が野崎まどということで見始めたアニメです。

序盤、正体不明の謎の物体vs.日本政府! 海外からの圧力! 有能な役人! シン・ゴジラが良かったからこういう作品が今後増えるのかなあ嬉しいなあ! とか

交渉官?! 華竜の宮を呼べ! オープニング最高じゃない? 華竜の宮アニメ化するときもこんな感じでやってほしい…… カド死ぬほど楽しいな……みたいな感じで政府と異方、真道とヤハクィザシュニナ、沙羅花と真道の行く末をとてもわくわく見ていました。

お祭り回とか沙羅花のテンプレ色強いキャラクターにちょっと、ん? ってなりながらもとても楽しんでいたんですが、その引っかかりが明確に表れてきたのが10-11話です。

それまでに関しては、沙羅花の実家訪問は彼女なりの真道への「交渉」として成果を出していたり、実は沙羅花は異方存在だったというのも9話の真道がザシュニナに消されそうになる展開へのカウンターパンチとして最高にアツかったり、10話の冒頭の地球の歴史シーンとかもう大正解だったりしていると思っているんですが、その大正解からの10-11話の沙羅花と真道の恋愛展開には大正解と掲げた札をサッと机の下に引っ込めるしか、ない。カドには正解されたい! されたいんですけど! この展開は何なのだ!

SF的世界観において、人類存亡レベルの話をしているときに前触れなく主要キャラクターの恋愛展開が挟まるとキレてしまうんですが私の心が狭いのかな?

沙羅花は人類を保護したい異方存在で、
真道は悩みながらも人類の尊厳を語るにあたり考えの近い沙羅花に引き寄せられてて、
ザシュニナは人類を自分の求める正解に引き寄せたくて真道にはその第一人者になってほしいと希求している

……というそういう関係にあると思っているんですが、ここでザシュニナが真道に執着するのはまあわからんでもないけど、沙羅花はもっとニュートラルに人類に接してほしかった…….。あるいはザシュニナがもっとニュートラルで良かったのかもしれない。

双方共が人類以前に真道に執着してしまうと、一気に世界が狭くなってしまう気がするんですよね。

読まなくていいコメント(まあ11話Bパート早々のあの目のハイライトがない真道くんがたくさん倒れてるシーンはドラマ版ハンニバル的ヤバさがザシュニナから漂ってて好きです。それと複製真道くんも真道くんなんだって工場で真道くんが言ったシーンで、それが真実なら桟橋でザシュニナに声をかけた複製真道くんはほんとに切ない存在なんだなって思えてきて好き……)

ただ、SFでメインテーマが人類全体の話になる作品って、世界観とエモさのバランスが難しいと思います。カドはほんと前半のバランス感覚が好ましかったので、後半になってエモさが前面に出てきていてひやひやする。

 

nizista.com

SFだけだと男性ファンになってしまいますが、男女の恋愛や男性キャラクター同士の掛け合い的な要素も入ってくるので、女性にも楽しんで見てもらえると思っています。実写のドラマのように見やすいのではないかと。

そんな中でこの記事を読んで、ドラマの世界だけじゃなくてアニメの世界でも、男性ファンはジャンル・ストーリーでつかめ! 女性ファンはキャラ・ラブ展開でつかめ! みたいな振り分けされてるんかーい! ってキレてしまったけど、実写ドラマ層からの流入をはかっている文脈でのコメントとしては正当なのかもしれないのかな……?(正当じゃない気がするけど……)(ていうかそもそもそういう流入を図るためになにか方策をとってるんです……?)

私はいち女性ファンですけど、突然ぶち込まれるテンプレキャラや、男女の恋愛展開や、男性キャラクターの絡みが好きなんじゃなくて、ジャンルやストーリーの作法に則った上でそういうテンプレート的なものが輝く作品が見たいです! そういうのが好き!

テンプレに落とし込まれていても理由付けや伏線があって魅力的なキャラであることもあるので、そっちを強化してくれたらいいのになと思います。うーん……

まだ11話までしか見られていない地方民なので、最終回で絶対今よりもっと面白くなってほしい気持ちを捨てずにいます…… 11話後の次回予告で、主人公と悪役が衝突してヒロインが悲鳴をあげるテンプレートに気を失いそうになったんですが、最終回絶対面白いといいな…… 頼む……